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「働く」建設WALKER×日刊建設工業新聞社

2014年05月30日

大豊建設株式会社 東京支店外環田尻作業所配属

石井 千晶さん

「ものづくりの最前線で働きたい」と、土木の世界に足を踏み入れて2年目を迎えた大豊建設(株)東京支店の石井千晶さん。現在、大成・戸田・大豊JVの一員として、国土交通省と東日本高速道が共同で整備を進める東京外環自動車道の田尻工事の施工管理に携わっている。石井さんに土木工事の魅力や現場での仕事ぶりなどを聞いた。
取材・構成/日刊建設工業新聞

それぞれの場所に、自分の歴史が残る仕事!

高校時代までを過ごした郷里の栃木県足利市では、トンネルや橋の工事を見る機会が多く、そこで働いている人たちの様子が、石井さんの目には生き生きとしてとても楽しそうに映ったそうだ。その情景が心に響き、都内にある大学の工学部土木工学科に進学した。就職活動では、ほかの女子学生が公務員や建設コンサルタントを選択する中で、ただ一人ゼネコンを志望。「ものづくりの最前線で働きたい」という強い信念を持って昨年4月、大豊建設に入社した。

「大量生産される工業製品と異なり、世の中に一つしかなく、人々の暮らしに役立つものを様々な会社、業種の方々とのチームワークでつくりあげ、完成したあかつきにはみんなで喜びを分かち合えるのが建設業の醍醐味だと思います。時が流れても、担当したプロジェクト一つ一つに当時の経験や記憶が刻まれ、それぞれの場所に自分の歴史が存在しているというのも、他産業にはない魅力です」と仕事への誇りを見せる。

東京外環自動車道田尻工事は新入社員研修で訪れた現場の一つ。自ら志願し、同社初の女性土木技術者として5年前に入社した佐々木香織さんと入れ替わる形で配属された。同工事では、東京外環自動車道本線部のほか京葉道路と接続するジャンクション、4本の地下ランプなどを、近接する既存の国道・県道やライフラインを切り回ししながら築造する。

所長になる夢に向かい、技術と経験を磨く

「所長をはじめ上司、先輩の誰もが、分からないことがあったら何でも聞いてこいと、親身になって声を掛けて下さり、不安感無く、張り合いを持って業務に臨んでいます。前任の佐々木さんからアドバイスをいただけるのも心強いですね。いまはジャンクション整備に向けた道路切り替え土工事の最中で、様々な工種が場所を移動しながら同時に進行しています。そのため、各工種がかち合わないような調整が重要です。当初は、尋ねながら、教えられながら、ひたすら施工管理や段取りのポイントなどの習得に専心していましたが、次第にリスクや課題が予見できようになりました。2年目の今年は、自分の考えや判断が工事の円滑な進行に寄与できるよう、さらに技術を磨きます」

ケーソン、シールドを使った土木工事やダムといったスケールの大きな現場、またチャンスがあれば海外工事も手がけ、いずれは所長として現場を切り盛りしたいと話す石井さん。同社の女性技術者は、建築をあわせても6人だが、きっとみな強い意志を持ち、同じような将来像を描いているに違いない。

【取材後記】
2014年4月24日、国土交通省と建設業5団体が、「もっと女性が活躍できる建設業」を目指して意見交換を実施した。建設業の国内人材育成・確保策の柱の一つに女性の活用を位置付け、女性技術者・技能労働者の5年以内での倍増を目標に、女性の入職促進や継続就業環境の整備などに官民をあげて取り組むことで申し合わせた。石井さんのように活躍する「ドボジョ」が増えれば、旧来の男くさいイメージが払しょくされ、建設会社の就職先としての人気も高まることだろう。

[了]

本社:東京都中央区新川一丁目24番4号
設立:1949年3月31日
資本金:63億2147万5654円
従業員数:894名(平成25年3月31日現在))
事業内容:総合建設業

石井千晶(いしい・ちあき)
1990年栃木県生まれ
2013年芝浦工業大学工学部土木工学科卒、大豊建設入社
東京支店外環田尻作業所配属

※記事中のデータ、人物の所属・役職は掲載当時のものです。

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毎朝の朝礼。その日の作業内容や注意事項をきちんと伝達

打ち合わせ風景。各工種がバッティングしないよう調整を行う。

年上のスタッフにも臆せず、毅然と指示を出す。

日々、大きなやりがい、張り合いをもって、現場に従事する。

担当2年目を迎えた東京外環自動車道の田尻工事現場